もう何者にもなれない。

雑記
お風呂からあがって居間に行ったら、イライラしている父と泣きじゃくっている妹が微妙な距離感で座ってて、あらー？ってなった。どうやら、妹は受験生なのにあまりに勉強してない・努力してるように見えないから父が怒ったみたい。しかも、酔っ払ってるから勢いでいらないことまでマシンガンしちゃうっていうたちの悪い状況。
いつまでたっても泣き止まない妹に更に切れた父がまた何か言っちゃいそうだったから、「歯磨きしてきちゃいな」って言ってとりあえず妹を居間から避難させた。そしたら喋り足りない父の今度の標的は私に！
「お前は短大に出したのに勉強したことと全く関係ない仕事に就いて云々」
「失敗した」
「こんなはずじゃなかった」
酔っ払った父の突き刺すような言葉にとりあえずへらへらっと笑って「ごめーん♡」って返すしかなかった。
洗面所に行って妹と自分の髪をドライヤーで乾かして歯磨きをして、今、自室に上がってこの文を打ち込んでるけど、涙が止まらない。酔っ払ってるからといって適当言ってるわけじゃない。心のどこかで思ってたんだなーって。それがお酒の力で口に出ちゃったんだろーなー。しんどい。申し訳なさすぎる。お金ばっかりかかって、何も得られなくて、むしろ離婚っていうマイナスまで背負って、両親には迷惑しかかけてない。何もプラス分がない。ごめんなさいとしか言えない。謝ることしかできない。
妹はまだ中学生で、勉強とか努力次第で何にでもなれる。
私はもう大人で、バツイチで資格もなくて先が見えない。何にもなれない。
妹が羨ましい。自分で決めた道なのにね。羨ましいと思っちゃう自分が恥ずかしいけれど。
せめて妹には、幸せになってもらいたいな〜。

明日の朝、お酒が抜けた父に「昨日こう言ってたの覚えてる？」って聞いても絶対「覚えてない」って言うと思う。ていうか、言う。脱力しちゃうけど、でも聞いちゃうんだよなー。馬鹿だね。